日本体育科教育学会 会長
大友 智(立命館大学スポーツ健康科学部)

 日本体育科教育学会2025-2026年度において、会長を仰せつかりました立命館大学の大友でございます。

 日本体育科教育学会第30回大会の開催に際しまして、一言、ご挨拶申し上げます。

 国士舘大学世田谷キャンパスにおいて、関係各所からご支援を賜り、日本体育科教育学会第30回大会が、このように盛大に開催されますことに、心から感謝申し上げます。

 昨年度、立命館大学茨木キャンパスにおいて成功裡に終えました第29回大会と同様に、第30回大会は対面で開催されます。本大会の第1日目には、シンポジウム及びポスター発表を行います。シンポジウムでは、体育科教育に関する極めて重要な課題として、「現行学習指導要領の振り返りと次期学習指導要領改訂に向けての期待」をテーマに据え、現行学習指導要領等の改善に係る検討に必要な専門的作業等に協力された方から、情報提供を頂きます。その後、ファシリテーターの先生方による働きかけを頂きながら、参会者の皆様によるグループ討議を行います。また、第2日目には、多くの口頭発表及びラウンドテーブルを行います。

 さて、令和6(2024)年12月25日に、文部科学大臣は中央教育審議会に対して、「初等中等教育における教育課程の基準等の在り方について」、並びに、「多様な専門性を有する質の高い教職員集団の形成を加速するための方策について」の2つの諮問を行いました。これらに見るように、今年度以降、学習指導要領の改訂に向けた議論はこれまで以上に本格化して参ります。

 このような状況を踏まえ、本大会のシンポジウムにおきましては、現行学習指導要領に関して、参会者同士によるリアルタイム、双方向的、かつ様々な観点からの熱心な意見交換等が行われることになろうかと存じます。さらに、ポスター発表、口頭発表、また、ラウンドテーブルを擁する本学会大会の開催によって、参会者による一層活発な議論が巻き起こり、体育科教育学におけるこれまでの研究知見を踏まえて、体育授業が一層改善されていくことを確信しております。

 日本体育科教育学会は、多くの方と協働して、我が国を含む多くの地域における教育課題を解決し、教育、また、体育科教育を、一歩前に進めて行くことができる学術会議でありたいと考えております。

 最後になりますが、本大会の開催に向け、大変力強く、かつ、配慮の行き届いたご尽力を賜りました国士舘大学の関係者の皆様に重ねて感謝申し上げ、ご挨拶とさせて頂きます。

2025年3月吉日


日本体育科教育学会第30回大会実行委員会 
委員長 細越淳二(国士舘大学)

日本体育科教育学会第30回大会実行委員会委員長の細越淳二と申します。大会の開催にあたりまして、一言、ご挨拶申し上げます。

 まずこの度、国士舘大学世田谷キャンパスを会場に日本体育科教育学会第30回大会を開催できますことに、心から感謝申し上げます。本学は1917(大正6)年、創立者である柴田徳次郎をはじめとする有志が東京麻布区(現港区南青山)に私塾「国士舘」を創立したことに、その歴史の緒をもちます。吉田松陰の精神を範としたことから、1919(大正8)年に世田谷の松陰神社隣接地に移転し、現在は中学校、高等学校、7学部10研究科をもつ総合大学へと発展してきました。「日本の将来を担う、国家の柱石たるべき眞智識者『国士』を養成する」を見学の精神とし、「誠意」「勤労」「見識」「気魄」を教育理念に掲げて、日々、教育研究に取り組んでおります。

 このような歴史をもつ本学において、今後の日本を担う子供たちを育てる教育の一領域である、学校体育に関わる体育科教育学会を開催できますことは、本当に意味深いものと感じております。ご参加の皆様が大いに学術的な交流を深められ、これからの学校体育の発展につながる時間となりますことを期待しております。

 本学は、住宅街の中にありながらも自然豊かな環境の中に位置しています。大学近隣には、前述の松陰神社をはじめ、今では「招き猫」で外国人観光客にも人気のある豪徳寺、羽根木プレーパークのある羽根木公園など、名所旧跡等のほか、駅周辺の商店街にはお食事処も複数ございます。ぜひ学会での学びに加えて、ゆったりとした時間もお過ごしいただければと思います。

当日は、本学教員及び大学院生を中心に皆様をお迎えする予定です。丁寧に準備を進めているつもりではありますが、至らぬ点もあろうかと存じます。その折には、スタッフに一声、おかけいただければ幸いです。皆様のお力添えをもって、本大会を成功に導かせていただきたいと思っております。

それでは当日、国士舘大学にて、日本全国の多くの皆様のご参加をお待ちしております。2日間、どうぞよろしくお願いいたします。

令和7年3月吉日